アニメも「谷垣狩りだぜ」回だし、本誌もスナイパー対決だし、尾形がとどまるところを知らない!
網走監獄編ではあんなに雲隠れしていたのに……(結局すごいところを持っていったけど)。


情報戦で鶴見中尉に勝る者はいない。
オロッコに成りすまして密入国のはずが、待ち伏せされたアシリパさんたち。

vs ロシア国境守備隊との狙撃戦。

え、シライシ・・・・・・?!?

ロシアのスナイパーの人、一瞬白石かと思った!
瞳の色と髪の長さであ、違うなと分かったのですが、偶然かなぁ。敢えてかなぁ。

これは追剥なんて偶発的なものじゃない。
明らかに狙ってきている、しかもかなりの手練れ。

こんなだだっ広い雪原では狙い撃ちになるだけだけれど、森に逃げ込むのももちろん読まれている。
トナカイさん……(´・ω;`)
馬を大切にするキロさんが、『進むしかねぇ そのトナカイどかせッ』と叫んでいるのに、改めて事態の緊迫を感じる。

生きている者が最優先。
雪原におかあさんの叫び声が響く。つらい。とてもつらい。

と、

キ ロ ラ ン ケ ・・・・・・!  一週間ぶり二度目

もう、なんだろう。
引力としか表現する言葉が見つからない。

アシリパさんを革命の旗印として利用するのかという疑念。
時たま見せる父親のように優しい視線。
先週明かされたあまりに苛烈な過去。
そして信念に基づいて迷わず進む姿。

あまりの底知れなさに恐怖を感じるのですが、その一方ものすごく惹かれます。

真っ直ぐ、躊躇せず助けに行く姿の引力が本当にすごい。
もし歯車がうまくかみ合えば、彼が先導者になっていた未来もあったかもしれないとすら思う。
なぜ大きな危険を冒して彼を助けに行ったのか。多数に圧し潰される少数、という状況が頭によぎったのだと思うけれど、他にも何かあったのでしょうか。たとえば身近な人を助けられなかったとか。
「人民の意志」に属しあの計画を遂行したキロランケは十代だった。彼の父親は母親は、きょうだいは、どうだった/どうなったのでしょうか。

ロシアのシライシ(仮)、撃たなかったのは、場所特定を恐れたのかなと思うのですが、彼もキロランケの行動に一瞬躊躇したのかなと感じてしまうくらい、あのシーンのキロさんの力はすごかった。

そして、今までの射線から早速居場所を特定し、立っていた見張りを仕留める尾形はさすが。


森に逃げ込んで一時休戦。
あ、アンマーーーーー;;;;;
よかった、よかった。。。駄目だと思ってた。

おとうさんが無事で良かったね!だけじゃなく、『どうしちゃったの?つい最近知り合ったばかりの人だぜ?』ときちんと釘を刺す白石、現実的な冷たさが、彼も金塊争奪戦メンバーだもんなと不意に思い出す。
そう言えば、アニメでやっているところ、土方アジトに侵入して牛山先生と交戦した際に、躊躇なく目をぶっ刺そうとしてましたもんね。結果的にはんぺんに刺してたけど。

なぜ撃たれなかったのか。
キロランケは、『カムイ レンカイネ』(カムイのおかげ)だと言う。
そこに話をかぶせる尾形。
カムイのおかげではない。全ての事には理由がある、と。

先週最後に、尾形について色々疑問を書いたけれど、ここを見て思いました。
彼は明確な理由をもって金塊争奪戦に参加している。

とても論理的だな、と感じる場面が多々あります。谷垣狩りの時明かしていた、鶴見中尉に狙撃隊の必要性を上申したくだりや、母親を殺したところも、「母がどうしても父のことを忘れられないと分かった→殺せば葬式に父が現れるかも」と彼なりの理屈がある。

それにしても、キロさんと尾形、合うのかなぁ……。タイプが全然違いますね。

そしてアシリパさん聡明!
美しい瞳にうっとりするー……。


日露対決、杉元組はスチェンカ!バーニャ☆だったのに
こっちはガチだよ、、、(いやスチェンカもガチだったんだけど)
スチェンカ回って平和だったんだな……。



 ~今週の癒し~
 撃たれたおとうさんに変わって馴鹿を誘導する白石の『お…おいで!!』
 なんかかわいいww



★ゴールデンカムイ14巻
 表紙土方さんだーーーーー格好いいーーーー!!!
 のっぺらぼうという私の予想は外れました。まぁ実際にのっぺらぼう(監獄の姿)だったら怖すぎるよな。。
 しかも、腕に手錠が……!あのシーンだ!
 もしかして……裏表紙と絵がつながってるタイプ……?? だとしたら犬童さんヨカッタネ。

 14巻は6月19日(火)発売です!
 本誌で読んでるのに、本当にあんなことが起こったのか半信半疑で、早く読みたくて仕方ありません。
 そしてコミック派の方の感想が楽しみ……。