2017年04月

第117話 網走へ

扉では、第117になってますが。笑

今週も力入ってるなぁ……。最初、実在の曲かと思った。釧路×マタギなんてニッチすぎるから違いますね。あとB面の「胸毛むしり音頭」のがむしろ気になる。コミックで加筆されないかな。もしくは限定盤とかで12巻に同梱してほしい……。


そんなこんなで、鍋と泪と男と女。
なかなか大人な展開にドキドキ……。稲妻蝮のときからですが、ゴールデンカムイでこんな話が見られるなんて思いもしませんでした。色んな要素がぶち込まれてまさに闇鍋だけれど、どの食材もヒンナです。

昨晩のことでインカラマッに情が移る谷垣と、
あくまであれは過ぎたこととドライなインカラマッ。
この温度差も何だか……大人の切なさだ……。
谷垣、『ウイルク……その男をまだ愛しているのか?』ってめちゃくちゃ気にしてるじゃないか。関係は大人・子供だったけれど、インカラマッは思いを寄せていたと考えているのでしょうか。

マッちゃんがすべて怪しいとは思いませんが、今の谷垣に冷静な判断ができるのかなとも思い、この神経の綱渡り感もものすごくドキドキします。

疑心暗鬼になる皆。
『誰かに寝首をかかれるのは勘弁だな』のところ、不安そうにするメンバーのカットが好きです。でもなぜにチカパシくんと湯たんぽwwさすがに湯たんぽ裏切り者はない、ないよね・・・・・・?!?序盤から物語に登場していて刺青の囚人とも密接な関係にあったけど・・・・・・違うよね?!?! 中の人は湯たんぽ贔屓です。

このまま網走監獄へ向かおうという杉元。
『インカラマッとキロランケ、旅の道中もしどちらかが殺されたら……俺は自動的に残った方を殺す!!』(ニッコリ笑顔で)
どっちも殺してるじゃないですかヤダ……。
笑顔めっちゃ怖い。全員ドン引きやで杉元さん……。

ちらりと覗く杉元の狂気に、キロランケですら「こいつやべぇな」って顔してる。平時で珍しいなと思いました。網走が近づいてきたからかな。

そしてなんだかんだ、はじめはパーティに入れて大丈夫だったの?!と思っていた尾形ですが、一歩離れて状況を見ていて、一番冷静なのかなぁと思ったりもします。


後半は、久々おじいちゃん組だーーー!!!
ていうか、キロさん一緒にいたはずだけど、どうして抜けてきたのかな。

「駅逓所」にいる土方・永倉・牛山・家永・手鏡くん。
稲妻蝮編で偽刺青をつかまされて、師団の追手が来ていたけれど大丈夫かな。

夏太郎が帰還すると同時に、間髪入れず戦闘シーン!!!
土方さんが渋川の元を訪ねたところを思い出すなぁ。あそこも、交渉決裂の瞬間、銃と刀を抜いてましたね。
モブ兵士くん(ちょっと岡田さんに似ていると思いました。あの2巻でヒグマにやられた。)、一人だけどよく頑張ったよ。。仲間の応援は来ないのかとゾッとする。何かあったら、彼を切り捨てる気満々ですね。

師団の手の内だと気づく土方一味。
あれ、そう言えば夏君は……?

 ―家永カノの殺人厩舎―

手が早い!!!夏君も男ならしっかりして><いやどっちも男だけども?!?
カノさんの腕、色んな意味でスゴイなと思ったのですが、「誰もいないとこでイイことしよ」みたいに誘ったのかもしれません。いやそれでも油断しすぎだけどww

牛山先生に怒られて膨れてるカノさんめっっちゃ可愛い。殺人ホテル爆発のシーンでお姫様抱っこで助け出されてたり、こうやって何かと気を遣われていたり、牛山先生とカノさんの関係が王子様とお姫様に見えてきた。人は見た目が100パーセント……。


場面はまたまた移り、
北の最果て・網走監獄――

見開きで見ると、静かに佇むレンガ造りの建物が要塞のようです。

そして、来た新陣営!!!
網走監獄組だーーーー!!!!!

人形のようで不気味なのっぺらぼう、三島くんと何かの像を足して死んだ目で割ったような師団からのスパイ、ちょっと疲れているのが魅力的な門倉看守部長、そして網走監獄典獄・犬童四郎助(本物)ーーーーーー!!!

金城鉄壁ですが、第七師団からの回し者がいるあたり、網走監獄も一枚岩ではないですね。
「私の監獄」言っちゃう犬童さん。土方さんの件もあるし、執着心と独占心がすごいんだろうなぁ。ストーカー気質だと思う。
スパイくんにはひたひたとフラグのにおいがしますが、門倉さんはどうでしょう……。
あんまりこういう感じのキャラいなかったから、妙に気になります。なんて言えばいいんだろう。疲れたお父さん、的な。


いよいよ網走監獄攻略編に突入しそうですが、合併号・休載と挟んで、3週間のお休みですね。
ゴールデンカムイは、合併号とあわせて休むときに長めのお休みになる印象です。きっと取材に遠出されてるんだろうなぁ。もしかしてロシア方面?!?とか、これからの展開のことも考えて思いを馳せてます。

支遁先生とか、ラッコ鍋とかラッコ鍋とかラッコ鍋とか、特濃展開続きだったから、休肝日よろしくこの機会に体を休めよう。


杉元パーティはやたら大人数になってしまったけれど、このまま網走まで何事もなく行けるのでしょうか。
そして怪しい二人、キロランケとインカラマッ。
そもそも、のっぺらぼうが仲間殺害→支笏湖で捕まる→網走監獄の情報も、谷垣、つまり師団経由のものなので、その時点で色々と作為があったらもう分からないよなあと何度も考え振り出しに戻る。

誰かが金塊を欲し、誰かがアイヌの仲間を殺害し、誰かが顔の皮を剥がれ、誰かが網走監獄に収監された。
誰かはみんな、アシリパさんのお父さん=ウイルクなのでしょうか。
それとも誰かがどこかで別の人に入れ替わっているのでしょうか。

この機会にコミックを1巻から読み返してみようかなぁと思います。
それでは、また3週間後! もしかしたら雑談記事をあげるかもです。




第116話 青い目

あぁ……今週もおもしろい……。ゴールデンカムイの展開がヤバい週は金曜を休みにしてほしい。これで実質週休三日だ。

「バトル」「文化」「グルメ」「ギャグ」にフィーチャーされることが多いですが、「ミステリ」要素も、大きな大きな魅力だと思っています。
24人の囚人の皮を集めないと解けないという金塊の暗号、正体不明ののっぺらぼう、莫大な金塊の額、……。

きん…かい?となってしまうくらいの怒濤の展開にうっかり忘れていたのですが、先週今週の話で我に返りました。
発端は、すべてアシリパさんのお父さんから。


記事の最後で現状を整理しようかなと思っているので、本誌感想はさくっと! いきたいな 無理だろうな


◆カムっこ相撲釧路場所 ―ようこそ男の世界へ―

イカレたメンバーを紹介するぜ!

 スケベな不死身!
 スケベな脱獄王!
 スケベなアイヌ!
 スケベなマタギ!
 死にかけのスナイパー!


外はバッタが飛び交い脱出は不可能……連絡手段もない……つまりここは密室………
ペロッこれはラッコ鍋?!?

ダメだ俺…もう我慢できねえ…

やばいやばいよこれは!見てられないッ//////(辺見ちゃんを助けにいく全裸杉元を指の間からのぞき見るアシリパさん顔で)

ぶつかり合う男と男の筋肉!ほとばしる汗!立ち上る湯気!
大丈夫!取り組みだ!セーフ!

一晩中くんずほぐれつし、ついに朝日がのぼる――
気まずげにイソイソと服を着だす男たち。
大丈夫大丈夫!これ取り組みだから!セーフ!多分!

ていうか、尾形ずっと死んでない?大丈夫?あと服着てる?杉元が「相撲しようぜ」と言ってるコマ、サンタフェみたいになってるよ……(古い)

尾形って、狙撃手だから基本単独行動だろうし、こういうわちゃわちゃに巻き込まれることもなさそうだからバタンキューなのでしょうか。
杉元、谷垣、キロさんはフィジカルも化け物そうですしね。
白石は……何気に丈夫だね、うん。

なんかもう、すけべでした。現場からは以上です。


◆と思ったら千秋楽はここからだ!―ようこそ大人の世界へ―

過呼吸になるかと思った。

男同士がキャッキャウフフピーーーーーしてた回だと思ったら。すべて序章だった。。。

仲間がすること済ませ去ったあとも、一人寝こけている谷垣。
また油断してるー、と思ってしまいました。
支遁先生回でも、発端は谷垣が村田銃を盗まれたところからでしたよね。

そして忍び寄る影……。

ア゛ーーーーーーッッッ(悶絶) こんなの文章じゃ感想書けない!!!
大人の男と女の衝動、必然、そしてもしかしたら少しの打算。
インカラマッちゃんめっっっっちゃセクシーだ……。スルリと着物がはだける後ろ姿は、今までのゴールデンカムイでNo,1エロティックだと思いました。装身具はそのままなのがまたフェティシズム。

て、鉄砲隠した意味なんなの?!二瓶さんが見てるから?!?
あと、ちらりと、こういう場でこういうものが目に入るのは嫌なのかなーと思いました。純朴というか、なんなのか。
戦場ではいついかなるときも鉄砲を離してはいけませんが、これは「二人の時間」。
皮肉なことに、この交わりが、谷垣を戦場へ戻すことにもなるのだと思いますが。

谷垣の目的は、「アシリパさんをフチの元に無事に返すこと」。メンバーのなかで唯一、「金塊(もしくはそれにまつわる謎)」が目的ではない。つまり、金塊争奪戦という戦場から離脱した。

しかしここで、インカラマッとの関係により、金塊争奪戦にまた組み込まれることになってしまった。
でもこうするしかなかった。彼の性格、今までの彼女との関係、そしてこの受け身の状況から他の道何てない。
あぁぁなんて上手い構成、とうなりました。
先生の頭のなかはどうなってるんだ。

同時に、秘密を共有した谷垣とインカラマッの今後が、すごく不安です。
マッちゃんなんて、「死」を占われてすらいるし……。
オソマちゃんはどうしたぁぁ!とも思いますが、インカラマッも不思議な影というか魅力があって、生々しい展開だけど本当に引き込まれました。


◆のっぺらぼう

そしてここからの、核心へ迫る怒濤の駆け引き!

色々な人物が、色々な角度で、思惑が交錯する様子がスピード感あるコマ割りから伝わってきて、誌面が目の前で動いているようでした。
まさに虚実入り乱れ、誰の話が本当なんだ?誰が嘘をついているんだ?

きっかけはインカラマッちゃんのアシリパさんへの告白からでしたが、今週のマッちゃん、先週までと少し違う雰囲気を感じました。
谷垣一家で旅していたときは、単独行動を取るときはあれ、気持ちに偽りはなかったと思うのです。先週の夫婦のような(今週ほんとに関係を持っちゃったけど)シーンとか、ラッコおじさんのくだりとか、心底ドキドキしてたんだろうなぁと。

でも、今週の谷垣に迫るシーンと、アシリパさんの前で涙を流すシーンは、意図的なものも感じました。
ただそれは、あんまりいじわるな感じはしなかった……なんだろう、少し哀しげというか……。
あの言葉は、「子供」というハンデを持つアシリパさんの心を的確に抉るセリフでしたが、それも計算のうちでしょうか。

少し話がそれましたが、怒濤の情報ラッシュにパンク寸前なので、ちょっとだけ整理してみようと思います。
ちなみに考察とかはさっぱりです!
私自身、常に漫画本編を読んではじめてビックリしたいので、普段はあまりなにも考えずに読んでいます。だからここも感情の掃き溜めみたいなもので、なんかそんなものを読ませて恐縮なのですが、それはさておき、今回ばかりは、野田先生からの種明かしのときに備え、頭のなかを整理しておきたいなーと思って、メモをば。


<起こった事柄> ※時系列

・ウイルク(アシリパ父)、樺太で帝政ロシアからの解放運動を行う
・うまくいかず、北海道へ下る(キロランケと?)
・アイヌと結婚、アシリパ生まれる
・アイヌの金塊を奪い仲間を殺害=のっぺらぼう
・網走監獄投獄
・囚人の体に暗号の刺青を施す→大脱獄


人物ごと。

<土方歳三>
・脱獄計画を取り仕切る
・脱獄後、キロランケと会いアシリパの和名を告げる
・アシリパさんの目を見て「そっくりな知り合いがいる」
・のっぺらぼう=ロシア系アイヌ。パルチザンと推測。
・キロランケにのっぺらぼうの話を振る。「彼の本当の名は知っているか」。

<キロランケ>
・アシリパ父と一緒に樺太から来た?(ただし北海道に来てから疎遠になる。アシリパさんと会うのは父の葬式以来。)
・土方歳三からアシリパの和名と網走監獄で起きたことを聞き、真実を確かめるため共に網走へ。
・インカラマッちゃん曰く、馬券の指紋とアイヌ殺害現場に残されていた指紋が一致した。

<インカラマッ>
・子供の頃アシリパ父と北海道で知り合い、生活を共にした。(でもその話はアシリパさんは父から聞いていない)
・鶴見中尉と通じる。(お互い利用しているだけ?)
・ある男を追いかけている?(千鶴子の超能力によれば、その男によって殺される?)
・「ウイルクはアイヌを殺して金塊を奪うような人じゃない」


のっぺらぼう=アシリパ父かどうか これが核ですよね……。
個人的には、だいぶ早い段階で、のっぺらぼうが「アシリパ…」と呟くシーンがあったから、逆に怪しいなぁと思っていた部分はあるんですが。
特徴的な「瞳」で、のっぺらぼうがアシリパさんと親子のように思い込んでいましたが、それもミスリードの可能性が出てきた今、すべては更地。よくよく見返したら、土方さんも「知り合い」とだけしか言っていませんでしたね。

全てが土方さんの狂言なら話も早いけれど、「こんなことができるのはアシリパさんのお父さんしかいないのでは」、その情報が惑わす。
うーんでも、のっぺらぼうが捕まったきっかけは、支笏湖に逃げようとして金塊の重さで転覆?とか、ちょっと行き会ったりばったりで、不自然な気もするし。
また、大脱獄計画自体も、「みんな小樽に集合!」ってそんなうまくいくわけないですよね。壮大なのに人に頼る部分が大きすぎるというか。(実際、ほとんど好き勝手行動してますよね。)

そして、今週やたら怪しい雰囲気のキロちゃん!そう言えば「第七師団」の所属でしたね。鶴見中尉とは別の隊で知らないと言っていたけど、今更ながらそれも疑わしく思えてきたし、かと言えばマッちゃんも、指紋の話まじで?って感じだし……。

キロちゃんとマッちゃんは相反することを言っていながら、この二人、似ていると感じるところもあります。
結託している可能性も、なきにしもあらず?

のっぺらぼう≠アシリパ父なら、のっぺらぼうが誰なん?と新たな問題が。第三者が出てきますね。


そんなこんなで空いた時間があればずっとうんうんうなっています。でもそれも楽しい……。
ゴールデンカムイのことだから、きっと斜め上からストゥでぶん殴られるか旭川製特大ストゥをねじ込まれるかするに違いないので、自分なりに考えつつも、あんまり考えすぎず、わくわく次を待とうと思います!


とりあえず、今週の大人たちはアシリパさんとチカパシくんをほったらかしにしといたことをちょっと反省してほしい^^;
子供そっちのけで相撲(文字通り/隠喩)に興じる大人たちよ。。。


第115話 蝗害

ついていけるだろうかこの展開のスピードに(振り落とされそう)

今週も、もう自分が持っている語彙力と表現力で全く太刀打ちできる気がしませんが、とりあえず消化がてら書いていきますね……。
ぶん殴られたと思ったら蹴りも入れられ最終的に北海道の冬の川に落とされた気分。


◆蝗害

前回の終わりに大量発生する「バッタ」が出てきて、色々と調べてみたんですが、蝗害(コウガイ)、読めば読むほどややこしい……!
 ・蝗害=中国から入ってきた言葉。本来はワタリバッタが大発生したものをこう呼ぶが、日本に来て「イナゴ」と訳される。
 ・イナゴ科/バッタ科があるが、種々の条件より、日本で大発生するのは「トノサマバッタ」。イナゴではない。
 ・しかしそれらが「いなご」と呼ばれることもある。

がーーーーーこんがらがるッ;;;


姉畑支遁の遺産が近づいてきているとも知らず、引き続き海岸でキャッキャウフフの御一行。

とりあえず言いたいのは、谷垣・マッちゃん お前ら結婚しろッッ
お、オソマちゃんという待ち人がいるにも関わらず!許せんもっと見せてください!
無骨な男性と計算高い女性……それだけでクリーンヒットだし、誰にも絆されなさそうなマッちゃんが顔を赤らめているのヤバい。
海に向かって座る二人の背中からあふれる夫婦感。ボタンまで付け直してもらってるヒューーーッ 赤い実はじけた。

そりゃラッコの精みたいな人もくるよ。急にもらって困る贈り物ランキング1位!皮を剥いだラッコ!
わざわざ二人の関係を忖度してくれたみたいだけど、恥ずかしがって走り去ってしまうマッちゃん……
ラッコの肉に一体どういう効果が?!?

【その頃アシリパさんは】
マンボウをつかまえていました。でかいしこの解体方法ちょっと怖いぞ。めっちゃ見てる……。
行きたくなくて狸寝入りする杉元かわいい。


そしてやってくる
バッタ・バッタ・バッタ!!!!!!!

扉のデザインも素敵だなぁと思ったけど、見開きうわわわわわわわ!!!
第一発見者は尾形ですね。そう言えば前回、海辺でのみんなでジャンプに参加してなかったけど、見張りをしてくれてたんだとしたらありがとう。輪に入れてないとか言ってゴメン。
茎をむしゃむしゃするバッタは仮面ライダー感ある。そしてびっくり顔湯たんぽかわいいです。

その場にいたメンバーは近くの番屋に緊急避難。
これは気持ち悪い。。。日本ではあまり大規模に発生する事例はないらしいですね。きっと彼らもこういう状況を見るのは初めてだったでしょう。
それでも、「飛蝗」と解説できる尾形すごい。屯田兵がバッタ退治に駆り出された歴史があったとしても、すぐに言葉が出てくるのが、頭の良さを感じます。
そう言えばvs谷垣編で、「上に狙撃手の必要性を訴えたが~」ということも言っていたし、意外と研究考察する性質なのかなぁとふと思いました。


◆ドキッ☆男だらけのラッコ鍋パーティー!ポロリどころか脱衣もあるよ!!!

なんか……YJを買ってゴールデンカムイを読んでたと思ったんだけど……違う漫画買っちゃったみたいで………。

感想を書くのが無粋だと思うほど大変な展開なので、淡々とメモ。

 ・杉元 … トゥンク
 ・白石 … 久々のハンサム石。すごく…色っぽいです……
 ・谷垣 … このマタギがすけべ過ぎる!2017年大賞!ボタンがはじけた。マッちゃんに謝ってください。
 ・尾形 … マタタビ嗅いだの?
 ・キロ … ムッワァァァァァ…

(白石なぜ自ら脱ぐ)

つ、続きは?!?知りたイヤッ知りたくないイヤイヤ知りたいアアアア
とりあえず高温多湿がすごいです。

もうラッコをそういう目でしか見れない。。。


◆アシリパさんとインカラマッ

偶然、二人きりになった二人。
そしてインカラマッの口から語られる衝撃の真実――!

もう脳味噌がぐっずぐずです。男衆は入り乱れ女二人は緊迫の駆け引き。なにしてるんだ男子!

マッちゃんの話はそれにしても、本当に本当に驚きなのですが、まず、「真実」なのかどうかですよね。
でも、完全に私の感覚なのですが、マッちゃんは嘘はついていないかな、と思います。
少なくとも谷垣に見せた顔は、本心から出ているものだと思うし、「誑かす」面はあっても、心根の黒さは感じないなと。

そして黒幕の名前で挙げられた人物。
これも矛盾するのですが、彼も、悪い人だとは思えない。ただ、なにかを「隠している」とは感じます。

たとえば、杉元・白石・アシリパさんと初めて会ったとき。
「のっぺらぼう」と彼の口から出てきました。でも、アシリパさんと会うのは久々で、まだ彼らが「金塊=のっぺらぼう」を探しているなんて一言も言ってないよね、おかしいなぁと。
もしかしたら行間がガサッと省略されているだけかもしれませんが……。

また、10巻の白石救出編で、意味深な会話もされていました。
土方さんが、「のっぺらぼうの本当の名前は知っているか」と。
名前になんの意味があるのでしょうか。政治にかかわることでしょうか。

うまく言えないのですが、マッちゃんも、彼も、重大な秘密を持っている気がします。
そのための嘘や方便はあるのかもしれませんが、もしかしたら目的は同一で、それにはおそらくロシアもかかわり、今後大きなうねりになっていくのかなぁと悶々と考えていました。
でもそれは、アシリパさんを害することではないとも思います。巻き込むことはあっても。


なんにせよ、ドンパチしている裏で野望陰謀渦巻くみたいな展開が心臓はち切れんばかりにドキドキするので、今後も色々な人が色々な動きを見せてくれるのを楽しみにしています。

こんな物語の重要局面に、ラッコ鍋持ってくる采配に脱帽。







第114話 エチンケ

と び ら (;_;)

二瓶さん本当に本当にお久しぶりです。
湯たんぽと村田銃といえばやっぱり二瓶さんなのと、そして昨今のとどまらない変態のインフレに、二瓶さんみたいな囚人がすごく恋しい。
初登場時は勃起勃起いってる変態だと思ってた。あの頃の私に今の本誌を見せたい。ショック死すると思う。そう思えば、徐々に投薬量を増やされて慣らされてきたんだな……。

キラウシニシパが二瓶さんのことを知っているエピソードが出たからこの扉かなと思ったのですが、今週読んだら、思った以上に過去のことが語られていて衝撃を受けました。
早い段階で退場をしたのに、まさか、まさかここでまた泣かせてくるなんて。


■銃床の傷

7つの傷は二瓶さんがつけたのだと思っていたのですが、そもそも、あの村田銃は彼のものではなかった。
日清戦争で戦死した、唯一の息子の遺品。
親より早く子が亡くなってしまう、こんな悲しいことがあるだろうか……。

3巻の二瓶さんのセリフ、
『軍にも故郷にも戻れず…お前の猟師魂は北海道の森を彷徨っている』
『金塊なんぞに目が眩んだ人と人との殺し合いだ 獣を殺す方がまだ多少の罪悪感がある』

がまた違った意味も持つように思います。

二瓶さんの息子の人となりはわかりませんが、自ら殺した命を銃に刻んでいた。忘れないようにだとしたら、生真面目で、心優しい人だったのではないかと想像します。
それでも、戦争は強制的に人を殺させる。
自然のなかで生きる二瓶さんには、人と人とがわざわざ殺し合うのは、とても無意味なことに見えていたのではないか、そして、息子を「軍人」として死なせてしまったことを、悔やんでいるのだと思います。

わざわざ不便な村田単発銃でヒグマを狙うのは、二瓶さんの美学だと思っていましたが、心のどこかで息子の無念をたどっているのかなぁとも……。

言葉や行動の端々から、二瓶さんの生き方の純粋さと不器用さが垣間見えて胸が苦しい。

でも、二瓶さんのおかげで、谷垣の命と魂が救われた。
そしてそれは、二瓶さんの魂を救うことでもあったのかもしれません。
軍人として冷血にもなりきれず、もう猟師にも戻れず。そんな息子の思い出を抱えたままの二瓶さんを。

今はもういなくても、引き継がれる「勃起」の心。
「勃起」と言うときそこに、二瓶さんの魂も寄り添っているのだ……勃起!(ほんとにびっくりするほどこの単語に抵抗がなくなってきた)
ここにきて二瓶さんに泣かされると思わず、打ち震えました。谷垣はまわりに恵まれているなぁ。

恵まれてると言えば。
マッちゃんからの心配とボディタッチ。ば、ばくはつしろ!
オソマちゃんからテクンペもらっておきながら~!浮気者~~!モテモテじゃないか……。でも確かに、良き夫よき父になりそう感はある……。

狐が他の男(きっと主に杉元)をたぶらかさないのが嬉しいのか、うざ絡みするアシリパさんの顔ひどいww


■〇〇を食べよう!

カムイオハウは――食べませんでしたー……!
なんか、生理的にちょっと、イヤだもんね。。それもわかる。でもアイヌの方々が食べてくれてよかった。ヒグマの死が無駄にならなくて。
支遁先生やっと退場してくれたのにまだ回想で登場。
個人的には、結局最後まで、「ガンバレー!」って気持ちになれませんでした。。金塊争奪戦関係者がバタバタ死ぬのはそういうものだと覚悟もあるのですが、人の思惑とは無関係な「動物」を穢した挙句むやみに殺したのがやっぱり大きかったのかな。

食べたのは――ウミガメ(エチンケ)!

釧路の海でジャンプしてるみんな、某海賊漫画っぽい。尾形くん輪に入れてないよ!
相変わらず白石が乙女飛びなのと、背が高くてジャンプしていない谷垣がいいですね。湯たんぽも一緒!

ウミガメはアトゥイコロエカシと言って、海で獲るカムイのなかで一番大切にされているそう。
シャチはまた別格ですね。

ていうか支遁先生の回想コマ二回目ッ は、はやく成仏して!

『鶴も食べたし亀も食べりゃ縁起がいい!』
舟に乗って釧路の海へ漕ぎ出す様子は、辺見ちゃん編を彷彿とさせます。
そしてここの杉元いい笑顔!
大海原を泳ぐウミガメの見開きがめっちゃきれい……。下からの構図で、水面の光がきらきら分散している……。ゴールデンカムイの動物描写、いつも大好きです。

白石の銛はヘタクソだったので、飛び込ませて直接捕まえることに。海は冷たくないようでよかった。なんで上半身着衣で下半身フンドシやねん変態かと思ったけど、そうか、白石も刺青の囚人でしたね。ドジッ子おじいちゃんかわいい///

解体シーンに感動し、魚介系出汁で煮込んだクンネ・エチンケのオハウにお腹を鳴らす。
やっぱりみんなでヒンナ回はいいですね。今、人数も多いしすごく楽しそう。
あと、恒例の杉元グルメ解説もありがとう。正直「硬めの高野豆腐」はよくわからなかった(笑)

ウフフアハハで終わるのかと思ったら、、、
あ、キラウシニシパ!また登場!
でも、登場したのは彼だけでなく、バッタ・バッタ・大量のトノサマバッタ!!!
うわぁああぁぁぁぞわぞわするぅぅぅ……。

イナゴの被害というのをよく聞く気がして調べてみたら、実際はバッタのことみたいですね。漢語の「蝗害」に、誤って「イナゴ」の読みがあてられたから、イナゴ害だと思われているそうで。はじめて知りました。

この北の大地の大災害が、展開にどう影響してくるのでしょうか。
これも支遁先生がバッタを食べたせいだとしたら……まだ忘れさせてくれないのかあの変態けものフレンズを。。

杉元の故障した銃をどうするのかも気になるところ。

そう言えば、最近、休載が入っていない気がします。コミック発売もあったのに!
ある程度定期的に休載がないと、先生の体調がちょっと心配になってくる……。どんな仕事でも健康第一だと思うので。

直近でいつ休載だったのか、そうだ、自分のブログ見りゃいいじゃん!とPCビューでカレンダー見てみたのですが、更新日がめちゃくちゃすぎてわかりませんでした。この役立たずッ。。。




【今週のテストに出るよ】
 クンネ・エチンケとフレ・エチンケの見分け方を30字以内で述べよ。(配点:50点)


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