2016年11月

第99話 飛行船

(9巻感想をアップして……満足していました……第99話感想です)

背中合わせカラーだー!初期にもこういう感じの扉絵がありましたが、「背中は任せたぞ」っていう絵が、尊敬し信頼し合っているのが伝わってきて大好きです……。この二人は、守る側守られる側じゃないんですよね。「強さ」でいくと圧倒的に杉元が上ですが、厳しい北の大地で生きる知恵や経験は、アシリパさんの方が勝っている。
お互い、守り守られ。それがいい。

そんな本誌では、杉元が大ピンチ。逃げ道は空しかないと飛行船を奪って逃げようとするものの……

ここで突然なのですが、もしゴールデンカムイがアニメ化したら見たいシーンBEST3!管理人の独断と偏見!

 ☆1位☆ 杉元監禁編で、逃げる杉元を鶴見中尉が追い、それをまたアシリパさんが追うシーン
 ☆2位☆ 鯉登少尉の飛行船までスイスイ  ←NEW!
 ☆3位☆ 杉元と白石が冬の川に落ちて絶体絶命のシーン

どうすんの?!?漫画的表現で飛行船まで乗り込んできちゃったよ?!?!!

鶴見中尉の懐刀、褐色肌、イケメン、薩摩弁、白軍服ときて、
「自顕流」の使い手とな!設定がどんどん盛られてる……やばい……。
そういえば、「示現流」のことかなと思って調べてみたのですが、「示顕流」と「薬丸自顕流」(示顕流から派生)、どちらも薩摩にあるみたいです。鯉登少尉はどっちだろう。

そして「鶴見中尉」しか聞き取れねぇww尾形もなりモスとか言って煽るのやめたげて!
何気にうまるちゃんスピンオフ漫画でもえびなちゃん大好きおじさんが死にモスとか言ってるし……。YJの熱い薩摩推し。

剣の達人vs負傷杉元。自顕流の初太刀は重く、絶体絶命!

ここで、カラーの背中合わせの二人を体現するかのようにアシリパさんが颯爽と危機を救う!
おまけにおまけに白石も!どこにいたんだ?!
命綱をつけているあたりさすがですが、逆に考えれば宙吊りなわけで……それにうまいこと乗って?アシリパさん凱旋!

鯉登少尉が鶴見中尉ブロマイドを胸ポケットに忍ばせてるのたまらん……やっぱり変態だったんだねありがとう(敬礼)もうなんか、第七師団というか鶴見教って感じがしてきた。そしてブロマイド商品化してください。

目下の危機を乗り越えてやっと、向き合う杉元と白石。助けてもらったにもかかわらず、この期に及んでまだ逃げようとする。白石は裏切り者か否か?答えは――

もうこの話に、これ以上裏はありませんねッ?!
個人的には、白石はその場を乗り切れればいいやと刹那的に考えているイメージなので、辺見ちゃんの写しの件も深い意図でやったのではないような気もするのですが、どうでしょうか。どちらの陣営にもいい顔をしたというか。
それでも、一番居心地がいいのが杉元組なんじゃないかなとは思います。

最後のアオリは「たまには最初の三人で。」

うんうん、イイネ――あれ、尾がt・・・・・・。


次はいよいよ記念すべき第100回
もし書けたら、久しぶりに雑談記事でも書こうと思いますが、書けないかもしれないので、一番小さな文字にしときます。




ゴールデンカムイ9巻感想

改めて、白石表紙おめでとう!
可愛いピンクにキャンディ舞う背景……恋愛漫画かな?(前フリ)

いつも通り本誌感想記事へのリンクなので、当時の荒ぶる気持ちをそのままお読みください……。本誌で読んでてもあまりの濃さに立ちくらみがしてくるので、コミックもちびちび読み進めています。いきなりこの量を同時摂取されるコミック派の人が発作でも起こさないか、実はいつも少しだけ心配しています。

第81話 隠滅
第82話 二階堂
第83話 恋占い
第84話 獄中
第85話 恋路いくとせ
第86話 昔の話をしよう
第87話 お行儀
第88話 耳長お化けがやって来る!
第89話 沈黙のコタン
第90話 芸術家


紙版でお読みの方は、カバーをぺろっとめくられましたでしょうか。いつもはアシリパさん着せ替え人形だけど、今回に限り、着せ替え脱獄王だよーーー!!!何気に、背表紙の白石の顔、表紙の顔とちょっと違う。芸が細かいww
カラーページも扉で大好きなやつだったので嬉しいです。赤&金の配色がとっても綺麗!ちなみにゴールデンカムイ公式HPでも壁紙として公開されてます。かなり充実しているので、ご覧になったことがない方は是非!私はオシャレ江渡貝君をスマホ待ち受けにしてます。

話はそれましたが9巻……

二階堂への追い討ちに始まり、白石の恋、白石の脱獄、白石の失恋、新撰組昔の話、熊岸長庵を巡る冒険。
白石祭りだ……!

個人的に一番好きなのは、第86話・昔の話をしよう(サブタイトルも好き)の土方さんと永倉さんの邂逅シーンです。白石ごめん。往年の戦友の生存を知るのが、監獄の檻を隔ててなんてあまりに衝撃的すぎて……。しかもここの、映画を見ているように流れる描写が、本当に胸に残りました。
若土方さんも若永倉も大変格好いいですね。既に創作物でたくさん扱われているのに、そのどれともまた違うゴールデンカムイ版新撰組。大好きです。

江渡貝くんと対照的に、"仕方なく"贋物を作った芸術家・熊岸長庵、早々に退場してしまいますが、ある意味彼がいないと脱獄王白石は生まれなかったんですよね。贋札作り、偽アイヌコタンと偽物に終わる人生になってしまったけれど、少なくとも「シスター宮沢」の絵は一人の心を動かした。

二階堂は一体どれだけ奪われれば終われるのか、谷&マッ&チカパシ組の行方、初めて熊に徒手空拳で勝った男・牛山・・・・・・。そして、偽アイヌ撃退の件で、アシリパさんが杉元に少し溝を感じる描写があったり、白石が内通の件で疑心暗鬼になり逃げだしたり……「いつもの」メンバーのこれからの関係も、気になるところです。


最後に、今回も本誌から多々修正が入っていました。記憶に残っているのは、
 ・二階堂の戦闘シーン ページ追加
 ・土方さん→アシリパさんのことを語るところの、セリフ変更
 ・白石の〓
あたりでしょうか。

二階堂のところは足がああなって、ヒエッ・・・となったところで本誌が終わったのでよく覚えています。え、これ、もしかして死んじゃった……?と。何とか逃げ出すところが追加で描かれていますね。よく意識を失わなかったな。そして、残された膝下が……ウワァ。。。

白石の修正線はなぜ直した。
本誌の時は、もっと、ちゃんと?隠れてたのに……。白石フェイスが使えないとこんな雑な修正になるのか。。


そんなわけで白石の白石による白石のアレの9巻。結構各キャラの生い立ちというか、過去話も出てきてより話が深まっている感じがします。主要キャラの多くが表紙を飾りましたが、次は誰になるでしょうか。

ゴールデンカムイ10巻は2017年春発売予定!
家族になろうよ~♪ ←予告BGM





第98話 薩摩隼人

もう今週も、フルコースです……。すごい……。
前菜、サラダ、スープ、パン、魚料理、肉料理……それは甘えッ!最初から!肉・肉・肉・肉・肉ッ!おら食えッ


犬童典獄に化けて、白石交換の芝居を打つ鈴川&杉元。
鶴見中尉は文字通り電話に齧りついて指示を飛ばすも、淀川中佐は完落ち間近!なにやら鯉登(コイト)少尉という有り難いお名前の新キャラを向かわせるが間に合うのか?!そしてちらっと軍曹出て歓喜
枝に登ってる尾形、狙撃のためなんだろうけどすごい猫感あるww

早や交渉成立かというその時。

ボリウッド俳優 薩摩隼人キターーーーーーーーーー

もう本当に、私の偏見で、先に謝っておきたいのですが、なんだこの、クライマックスでは踊りだしそうな新キャラは。もしくは六億円持っててブルジュハリファに住んでそう感。イケメン・褐色肌・白軍服・薩摩隼人だって?!?設定盛り盛りすぎる。。開始4pで腹8分目に達してしまう。

新キャラなのに、話ぐいっぐい引っ張っていくのすごいですね……。もう鯉登少尉しか目に入らない。しかもかなりの中尉信望者らしく、淀川中佐に向ける視線が完全に冷え切っている。中佐も立場ないなぁ。
中尉不在の間、白石の身柄を確保する責は少尉にあり……

『ちんちんぬきなっもしたなぁ』

???!!?????

『よがへるとひえっくっもんでな』

??!!!!!!!!


パードン・・・・・・?本当に同じ国の言語なのか。薩摩弁が暗号に~という逸話はよく聞きますが、確かにこれじゃなんのことだか。そしてちんちん関連ワード1話に1回入れなきゃいけないノルマでもあるのか。

しかしそこは、しっかりと対策してきた鈴川。伊達に網走監獄に収監されていた詐欺師じゃないぜ。偽アイヌ村を作って元々いた人々を惨殺した凶悪犯だけど、なんか、可愛く見えてきてしまった。そういえば、偽アイヌ村で熊岸長庵を幽閉して、贋札作らせてたんでしたっけ。先週、贋札で経済を混乱させて――という話が出ましたが、鈴川も贋札を使ってなにかやろうとしていたのかな。ただの金儲けかもしれませんが。

順調に軽妙に、薩摩弁トークを繰り広げる二人。うんうん、このままいけば、騙し通せ
そんな優しい世界じゃなかった。

どうしてこう、この漫画の登場人物たちは、溜めも躊躇もなしにすぐアクション起こせるのか……!
いくら不審なところがあったといえ、「犬童四郎助は下戸」という人伝いの情報を、疑うことなく引き金を引くのがもうやばい。普通だったら、「お前、犬童じゃないだろ!」というシーンが入りますよね。ゴールデンカムイの人物は一切迷いがないなぁ。なさすぎる。

一瞬のうちに撃たれてしまう鈴川とスケキヨ元。鈴川は……即死、だろうか。。
杉元も重傷を負いながら白石をかばい(!)、決め台詞とともに脱出。椅子アクション、第七師団に囚われた時もありましたね!縛られた椅子ごとぐるっと回転するやつ。利用できるものはなんでも使ってやる、という泥臭い戦い方が痺れます。

尾形が援護射撃して、逃げる方向を指示しているのもなんだか良い……。
仲間、というのではなくて、お互い様だと思いますが、利用すると決まったらそこはあっさり手を結ぶ。潔くていいと思います。あと、単純に尾形の協力プレーが新鮮だというのもある。

『俺の…足が止まったら…白石ッお前がアシリパさんを網走監獄まで……』

あぁぁフォントまで、弱々しい。。。こんなことを杉元が言うなんて、らしくない。
そして、杉元にとって唯一無二の相棒、アシリパさんを託される重みを、脱獄王は分かって欲しい。

蜂の巣をつついた状態の旭川本部、どこに逃げても追手・追手・追手!
もう、逃げ道なんて・・・・・・
空!!!

ねえ、あれ絶対誰も操縦できないよね?!?
前代未聞の逃走劇、ついに開幕ゴールデンカムイ鳥人〇コンテスト!!!
エアレースの様子は次回、巻頭カラーで!

そして鯉登少尉の走り方、中尉と似てる……。




9巻も発売になりましたねー!本誌もあと2回でぴったり100話。カラーは99話のときですが、100話記念でなにかあるのかな。シールとかポストカードが付録でついてたら個人的には嬉しいかな……。
また来週になりそうですが、9巻感想もアップする予定です。よろしくお願いします(´ー`)ゞ

第97話 旭川第七師団潜入大作戦!!

前回、前々回と触れそびれてたんだけど、扉絵にストーリー性が……3週間にわたって放置される脱獄王……。今週はついに食べられる甘いオソマ>シライシに!土方さんや尾形までちゃんと口にあんこつけてるの笑うww
そういえばおはぎの別称で「はんごろし」というものがありますが、まさに今の白石の状況だなぁ。

勃起の力だ!!谷垣一家!
初っ端のマッちゃんの縄を解いてるコマ……いい……。今週も大声で歌うよ。家族に~なろうよ~!♪
マッちゃんもかなり背が高いイメージでしたが、それより高い谷垣がこう、守っているようで、素敵な構図だぁ。
そしてすごく意外だったのは、なににも絆されなさそうな彼女が、チカパシの珍プレー奮闘を聞いて驚き、心の底から嬉しそうな顔をしたこと。
あ、こういう表情を、ここでするんだとびっくりしました。絶対に素の顔を見せないイメージがあったから……。
「家族」という言葉に反応したように見えるのですが、なにか思うところがあったのでしょうか。
谷垣とチカパシもだけれど、なんらかの形で家族に悲しい思い出がある三人が集まっていると仮定すると、とても切ない。マッちゃんの素性はまだまだ分かりませんが、家族のような信頼関係で結ばれる未来もいいなぁと考えてしまいました。

ところがここで、冷や水を浴びせるような三船千鶴子の”予言”。
曰く、このまま東へ向かえば、インカラマッは追っている男によって殺される。

結局千鶴子は何者なのでしょうか。すべてがイカサマではなく、第六感的なものを持っているのでしょうか。
何より、悟ったようなインカラマッの目……。内容が抽象的なのでなんとも言えないのですが、少なくともマッちゃんは、大きなリスク(場合によっては命を失うことも含め)を覚悟したうえで、旅をしていると思います。


場面変わって、杉元一味+土方一味。
やっぱりばれた、白石の土方一味への内通……!杉元の目もとが影になっていて不穏な感じですが、どう考えているんだろう。
『いや、俺は助けたい』のときの気持ちと、裏切りという事実と、どちらが上回るのか。もちろんアシリパさんは無駄な殺生はしないよう諭しますが……。

そしてついに、軍都・旭川に足を踏み入れる。
ここからは、いつ、どこで、師団関係者と会うか分からない。気を引き締めて、変装して――杉元、軍帽を取ろう?何気に尾形もかなり怪しい格好だなぁ。。

『勝てば官軍 負ければ賊軍』
この言葉、土方さんから聞くと、本当に重い。勝者が正義になる。敗者に口はない。史実では、最後の最後まであがきともいえる戦いを続けた土方歳三。生きていても、きっと新政権に下ることはなく、ゴールデンカムイのこんな土方さんになっていたんじゃないか、そう思います。
実在した人物、しかもいろんな創作作品で取り上げられている土方歳三を、また違った視点で魅力的に描く先生は本当にすごい……。

どうやら、白石が捕らわれているのは、第七師団の歩兵第27聯隊。聯隊長は、淀川中佐。鶴見中尉に弱みを握られている人ですね。(by第50話)
ドヤ顔で27アピール百之助。『いやお前らアホか』知らんて!そこはかとない関西風味を感じるぞ。

ここから、旭川第七師団潜入大作戦!!いよいよ、鈴川の手腕の見せどころ!
と思いきや横のスケキヨ元に全部持って行かれた。
怖すぎる……(号泣)
しかも家永という凶悪犯によって顔をズタズタに食い千切られたって、有り得そうだしなぁ。。「イヌドウ……」って呟く意味があるのかどうかは全く分からないけど。

第七師団が行っていることを強請りの材料に、白石由竹の身柄引き渡しを要求する鈴川偽典獄。悪い目つきも、ドスの聞いた話術も、さすが詐欺師……!ただのくたびれたジイサンかと思いきや、なんだこの別人ぶりと胆力は。
そして極めつけは。「贋札」。
熊岸長庵の贋札を使い、戦争時に大きなアドバンテージを得ることを力説。鶴見中尉にいいように使われて終わるのではなく、もう一度日本軍の要職に返り咲かないか。なんて魅力的な話!頭脳戦だ駆け引きだ。まさかゴールデンカムイで経済攪乱の話まで出てくるとは。

ずっと日陰に置かれていた淀川中佐が、この揺さぶりに耐えられるわけがない……

並行して、電話で部下から異変を聞いた鶴見中尉。
ここの、電話交換手に接続を依頼してから、『淀川中佐の独断に従ってはならんぞッ』と電話機に向かって叫ぶところ……なんというか、うまく書けないんだけど、すごく色気を感じました。ドキッとした。←書きながらなんかおかしいと思うけど、適切な表現が浮かばない。。
鶴見中尉っていついかなるときもサイボーグのように目的を遂行する無機質さがあるけれど、今回は、めずらしく焦りをあらわにしていて、精神の揺れを見た気がして……。

鶴見中尉の声も届かず、偽典獄とスケキヨ元が待つ部屋に白石が!
いやでもこの状況、まだ第七師団に捕まってた方がマシだとならないか?!?スケキヨ怖いよ!

最初から最後まで、本当に本当に濃い一話でした。すごいとしか言い様がない。

また、結構早々に退場してしまった長庵先生ですが、彼の残した絵&贋札が、
 〇白石の恋ネタ
 〇偽の刺青人皮解読のヒント
 〇淀川中佐強請りネタ
と、何重にも効果を持って展開されていることに、改めて驚きます。退場は早くても使い捨てのキャラはいないゴールデンカムイ。だから、スピード感がありつつ、話もしっかり深くて面白いんですね。先生の頭の中はどうなっているんだ。


おまけにちょっと脱線しますが、YJほかの連載も面白くって面白くって。『かぐや様』はついにコミック揃えてしまいました。恋愛未満のもだもだが可愛くて仕方ないし、一話完結で気軽に読めるのもいい~!
今週号、喰種のシールつきだったのもあるかもしれないけど、大きい本屋さんですら残り数冊で焦った。。。
こんなに楽しい作品をたくさん読めて350円なんて……成金石の顔をしてレジで千円札出してます。
ありがとうゴールデンカムイ……ありがとうYJ……。


第96話 千里眼

2週間ぶりの本誌感想、の前に……

白石、9巻表紙おめでとう!!!!!!!
ピンクがとってもかわいいネ☆ 白石のピンクの本(語弊)

正直、もっと先だと思ってた……。でも、なんだかんだ、あぁ白石だ良かったなぁ。今夜はお祝いよって心境になるから、愛されてるなぁ脱獄王。中身も白石祭りだしね。9巻は11月18日発売!


それでは久々本誌感想です~

お父さんと息子は山へ狩りに。
ヒグマの痕跡を見つけてビックリするチカパシくんが年相応で可愛いなぁと思ったけど、即時撤回。なんで村田銃とアイヌ式撃退法をハイブリッドさせたんや。君は谷垣に何を期待しているんだ。白石の時と…修正の丁寧さが違うよ……

その頃お母さん。失踪した三船千鶴子の代わりに、炭鉱の透視を引き受ける。持ちかける男も怪しければ、引き受けるマッちゃんも狐。和人のふりをするために紅をさすシーンが艶っぽい。

適当にやればいいと露骨なイカサマを指示するけれど、石炭会社の幹部にも懐疑的な人はいて……封筒の中身を透視しろと言う。封緘に三か所押印するの、今と一緒ですね。
監視されていては透視できない、って明らかに怪しいけどなぁ。(佐伯さんというこの幹部、結構特徴的だから次ページで三島されてないか実はちょっと心配した。)

現実的に炭鉱脈を当てるなんて無理だと分かりつつ、何とかできるのではという気持ちもするほど、マッちゃんは常人を超越した雰囲気があります。戦闘員ではないのに胆力も半端ない。
フミイヌ――「千里感」で山と一体化し、男たちを導く。
道中でその様子を目撃した谷垣とチカパシくん。「不猟と空腹でインカラマッに奢ってもらおうと街へ下りてきた二人」て、ヒモだこれ・・・・・・。

そして、マッちゃんが導いた先は、焼け落ちた一軒の家。
江渡貝邸……?!
おまけにそこにはいなくなったはずの三船千鶴子が。このバッティングはまずい!
早速佐伯さんが事の真相を推理し(この人もこの人で疑いすぎだろ)、マッちゃんの替え玉作戦はパァ。
そりゃあ青原もキレる。

でも、こんなことをしたら自分の身に危険が及ぶことは想定できただろうに、何故わざわざ青原たちを連れてきたのか?そして、はじめはマッちゃんと千鶴子が面識があるのだろうなと思っていたけれど、そんな様子はなさそう……じゃあ、「青原」の名前はどこで知ったのか。はじめから、この二人に接触する何らかの目的があったのか?
マッちゃんの目的は、「江渡貝邸」に来ることだったのでしょうか。「三船千鶴子」のところに来ることだったのでしょうか。それとも両方?

絶体絶命の場面だけれど、大丈夫、谷垣&チカパシが尾行ていた。
『チカパシお前身も心もヒモに成り下がったか』からの、引き継がれる勃起、そして、
『その女はおれの家族だ』

ワーーーーーーッッ///// ♪家族に~なろうよ~~!!!

勃起(1回目)について説く谷垣の顔が……爽やかすぎて……!もうほんと、すっごいCOOLな言葉に思えてきた。実生活でうっかり出そう。どうしてくれるんだ。そして勃起(2回目)のときはちゃんと目が死んでるww
マッちゃんも、全然露出度が高いわけじゃないのに本当セクシーだなぁ。いやでもまだ疑ってるからね。カノちゃんの件があるからね。

1発しか装填できないという村田銃の特徴をわざわざ解説してくれる青原さん。THE負けフラグ。
とは言え、相手は複数だぞ間に合うかと思ったら

チカパシくんは修正なしでした。

ちょっ・・・・・・なんだその戦法・・・・・・!
谷垣も「とんだ珍道中」って何うまいこと言ってるんだ!
カオスだ。

まだ子供のチカパシくんはともかく、明らかに怪しいマッちゃんを体を張って助けたのは、谷垣らしいなぁと思いました。彼女がアイヌだからというのも、少しはあるのでしょうか。杉元が偽アイヌの村人たちを疑わなかったように、フチやオソマちゃんのことが無意識下にあるのかなと。
まだまだ素性はさっぱり不明だし、これが仇となりませんように。


そういえば、今回で96話。100話まであと4話ですね!
すごいすごい(*゚ω゚ノノ゙☆パチパチ
記念カラーとかあるのでしょうか。次号で100回記念の喰種Reはスタンプ風シールが付録につくとか……ゴールデンカムイも欲しいぃぃぃ!白石の顔修正シールとか、アシリパちゃんが「ヒンナヒンナ」言ってるやつとか、谷垣が「勃起」って言ってるやつとか……欲しいです……「勃起」のやつ、二瓶さんバージョンとチカパシバージョンも欲しいです……(ワガママ)


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