逃げるおじいちゃんに、忍び寄る魔の手……!
これもうどっちか分からない(主人公と悪役が)。
ていうか、鈴川もなぜこのメンバーから逃げ切れると思ったのか。
サルカニ合戦形式であえなく捕縛!
臼役の牛山先生ハマり役!でも馬糞役は土方さんになるのか……。
あとちょっと前からですが、杉元がついにコートを脱いでますね!
軍帽+マフラー+襷掛け着物。このちょいダサファッションが妙にリアルというか、生活感というか、杉元!という感じがして好きです。
尾形が三十年式歩兵銃を見せて脅していますが、2km先まで弾丸が届くって……。そんなチートな。
とりあえず、制裁と言えばやっぱりストゥ!なんでみんなマイ箸感覚でマイストゥ持ってるの。どこから出したの。キロさんとチンポ先生やべぇと思ったけど、一番ビッグサイズはアシリパさんでした(ストゥの話)。
そして!湯たんぽ!!!!!!!あ、ちがう、ふつうの犬!!!!!!
いやそれでも嬉しい……。野田先生の書くワンちゃんの大ファンです……。ガッチリした足腰、モフモフの毛皮、豊かな表情、リアルだなぁと。可愛いだけじゃなく、逞しいんですよね。そして愛らしい。あぁぁコタンの湯たんぽは元気かなぁ。。
ごめんなさいアツい湯たんぽ推しにちょっと話がそれましたが、このあたりのコタンはかや葺きじゃなくて笹葉葺き屋根なんですね。その土地土地の風土に適応し、雰囲気や、道具の意匠が異なるのがとても面白い。アイヌが混血も多く、好奇心旺盛な民族というのも多様性が生み出されることに関係があるのかもしれません。
さて、本題は、白石奪還の作戦について。
鈴川に
いくら詐欺と変装の名人でも、軍の上層部を騙すのは実にハイリスク……何か方法は……イヌ…イヌ………犬童四郎助?!?
割と安直だった(笑)そして今更だけど、よく考えたら犬童四郎助って名前かわいいな
ここから、鈴川さんの本領発揮です。
『誰か実在の人物に成りすますってのは、その人物と似ていない部分を減らすってことだ』
髪を切り、眉を剃り……ここでカノさんがアシストしてるのがいいですね。メイクと言えばこっちもプロだ。お花柄?の手鏡はカノさんの私物かな。
最後の仕上げは、人となり。
土方さん曰く。『厳格で潔癖、規律の鬼といわれながらも、個人的な恨みで私を幽閉する矛盾を持ち合わせている心の歪みが顔に現れている』。うわぁ……すごい、えげつないほど的確で……。そこまで見抜かれている犬童。そして、「性格は顔に出る」のたとえでヒグマの例を出した杉元、すっかりこっちの文化になじんでいるね。
そんな犬童評を聞いて表情を作った鈴川の変装は、もはや憑依だ。
唾を飲む一同。そういえば、アシリパさんはさっきから静か……と思ったら、おねむの時間で、あろうことか土方さんに寄りかかり、あぁこれ、どこかで見た光景・・・・・・!
『あッ』と、やっと気づく杉元、ということは白石は、そして裏切り者の啓示を聞いて、アシリパさんを連れて帰ろうとする谷垣たち……流れるような場面転換。さらーーっと映像のように情景が頭に流れます。
偶然、辺見ちゃん編の時と同じ構図になったわけですが、土方さんとアシリパさんの組み合わせ、おじいちゃんと孫感があっていいですね。土方さんもなんだか、眼差しが優しい気がするのです。そうでなかったら、杉元が即刻不死身モード発動してると思うので。のっぺらぼうの娘という以上の情報を、何か持っているのでしょうか。
そして谷垣一家のお父さんと息子は、山へ鹿狩りに。あ、ヒモって言われたのなにげに気にしてたんだ……。相変わらず元気なチカパシくん。男の子ってクワガタ好きだな!ごめんね、この世界じゃお金にならないんだ。どう〇つの森だったら路銀になるんだけど。
お母さんはその頃町で、怪しげな男と、怪しげな話。
この男が探しているのは――三船千鶴子。 「千里眼」を持つ超能力者。
うわああ、うわあああこれって、御船千鶴子がモデルだよね・・・!土方さんのときもそうだったけど、実在の人物とのクロスオーバー、燃える・・・・・・!!!フィクションならではのぶっ飛び展開に、史実が絡むと臨場感が増して、本当にドキドキします。ゴールデンカムイの物語と事実のリンクが、絶妙なバランスで大好物です。
ブチ切れ男&突きつけられるピストルにも動じないマッちゃんも猛者すぎる……。
次号、休載は残念ですが、最近あんまりお休みなくて心配だったのでちょっとホッとした…と思いきや、取材なんですね。。狩猟ではないらしいです。
マッちゃんがどんなTRICKを使ってくれるか、楽しみだなぁ(*´-`)